たまには真面目にキャラ考察・2

映画「キミにきめた!」クロスについて。

アニメ無印でヒトカゲを捨てたトレーナー、ダイスケの焼き直しですが、ストイックなバトルスタイルはシンジ、後半の欲望剥き出しな様子はスワマが元ネタなのかなと思います。

元の三人は似ているようで全然違うキャラです。
それをうまくクロスさせたキャラがまさに「クロス」なのですが、やっぱり違うキャラなんですよね。

登場の仕方は完全にダイスケ。
雨の中で死にそうになりながら待っていたヒトカゲを蹴飛ばし、いらないと切り捨てます。
これは完全に虐待です。
ゲームでは簡単にポケモンを逃がすことができますが、アニメの設定では違うので、面倒なのは認めます。
うん、だってすぐボックス一杯になっちゃうもんね。それなのに「捨てないで」ってすがりついてきたらたまったもんじゃない。
でもアニメはそういう世界なので、ペットを飼う時のように責任を持ってポケモンを育てなければならないわけです。

で、虐待厨の暴力トレーナーとして活躍するのかと思えば、二度目の登場以降はサトシのライバルポジになります。それもかなりの実力派。「厳しいけれど信念を貫くトレーナー」として定着します。サトシのバトルスタイルを批判するあたりもシンジ成分が色濃く出ていますね。

言ってみればクロスはダイスケ→シンジに進化したわけです(笑)
サトシの同行者たちはこの状況にスンナリ適応します。
でもサトシは最初のイメージのまま彼を見ているので、負けた上に批判されるのが納得できないんですね。
アニメと違って、この映画のサトシは負け慣れてない分、とても打たれ弱いですから。

逆にアニメ初期のサトシよりは幾分大人で分別もあるので、もしクロスが最初からシンジ路線のキャラだったら、そもそも反発を覚えることがなかったんじゃないかと思います。
「ずいぶん厳しい教え方をするトレーナーだな」ぐらいにしか思わなかったんじゃないでしょうか。

映画的にはここでサトシを怒らせて、みんなと仲違いさせなければなりません。
有名な「ポケモンのいない世界」の夢に繋がる場面なので、ここは重要です。
ただ自分と違う考えのトレーナーがいて、その人に負けたというだけでは不十分です。
「ポケモンを虐待する最低なトレーナーなのに、自分より評価されている」という理不尽な状況を作らないと、サトシをあそこまで突き落とすのは難しかったんじゃないでしょうか。

こうして見ると製作者の都合で動かされたようなクロスですが、無印から見続けてきたファンにとっては、いろいろな要素がちゃんと拾われているのは嬉しいことですよね。
若干スワマ成分が足りないですが、アレは刺激が強すぎるので劇場には向かないかもしれません。
個人的には「わざと悲しい顔をして見せる」というスワマの必殺技が大好きなので、入れてほしかったですが(笑)
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テーマ : ポケットモンスター
ジャンル : アニメ・コミック

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