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ヤングジャンプ版ローゼンメイデン TALE35 感想
2011年05月27日 (金) | 編集 |
ローゼン5巻の特装版を買いました。

蜘蛛の巣をかたどったケースに単行本と画詩集を収め、1500円。

白い蜘蛛の巣からのぞく表紙の雪華綺晶はおなじみの這いポーズ(おなじみなのか!?)。

妖しく美しい雰囲気に魅了され、開けずに保存するコレクターの気持ちが一瞬わかってしまいました。



追記で連載のほうのローゼン感想です。



皆人を家に招き入れたJUMは、ローゼンメイデンとの交流やアリスゲームについて打ち明けた。ドールたちにとって特別な存在であるJUMを、皆人はうらやましがる。

一方、nのフィールドでは、蒼星石と水銀燈が出会っていた。めぐを見つけたらローザミスティカを貰うと宣言する水銀燈に、蒼星石は自らめぐ捜索を手伝うと申し出る。ところが、ラプラスの魔に示されて覗いた鏡には、水晶の棺にとらわれたJUMの姿があり・・・。






* * *






怖かったです。とても。

JUMのように壁を作る子は、一旦その壁が取り除かれると、驚くほど無防備になってしまうんですよね。

いや、そもそも適度な防護服をまとっていないから、他人の干渉がダイレクトに届いてしまい、その結果引きこもりに至ったのかも。

厚い壁の内側に引きこもるか、むき出しの状態で人と接してしまうか、両極端なんだと思う。




そこに入り込んできた皆人くん。

人形たちへの興味、JUMへの尊敬、ここまで巧みに甘い言葉を浴びせかけられたら、JUMの心はバーッと開いて傾いていってしまうわけですね。

人形たちとの暮らしを次々打ち明け、みっちゃんと話し合ったノートまで見せてしまう。皆人くんの親しげな態度と言葉だけで、簡単にほどかれてしまいました。

怖いですねぇ。




皆人くんは、皆人くんであって皆人くんではないような・・・。

きらきーの手先、ではなくて、センサーのようなもの?

他のドールやマスターの様子を受信するアンテナなんじゃないかと思います。

本当は人間ですらないのかな。人間社会に潜入してるから人間の姿になってるだけで。

または、鳥海皆人って人物は一応存在してるんだけど、自我の一部を既に奪われていて、アンテナとして使われてるとか。

だとしたらめぐもその状態になっている可能性がありますね。




そうだとしてもそうでなくても、皆人くんの目的は「探る」ことだけではないようです。

「ジュンになりたい」と繰り返す様子は執拗なほどで、それこそJUMの自我を奪おうとしているように見えます。というか、既にじわじわと奪い始めてないですか??

水晶の棺に眠るJUM・・・蒼ちゃんと銀様が見た映像は、未来からの警報ではなくて、今起こりつつあることなんじゃないかな。




これは槐に似てるってレベルじゃないですね。もっとずっと複雑で怖い存在になりそうです、皆人くん・・・。




さて、蒼ちゃんと銀様はこのまま協定を結ぶのでしょうか。

羽を痛めて苦しんでいた頃の銀様を知り、蒼ちゃんの中での認識がまた変わったようです。

「君は僕とよく似ている」

この蒼ちゃんの言葉は、アリスゲームの答えのひとつにつながるのではと思います。あくまでも選択肢のうちのひとつ、ですが。

どのドールも心の一部を共有している。元々ひとつだったローザミスティカを分け合っているドールたちは、それぞれ少しずつ呼応しあう部分を持っているんだと思うのよね。

だから、誰かが誰かに想いを託して、やがてまたひとつに戻るのも、間違った答えではない・・・ないのだけど・・・。




蒼ちゃんの表情がかっこいい!!




「羽を痛めた君のようにね」のところ。

まかなかった世界編の頃から、銀様に対する蒼ちゃんはどこか容赦がないと言いますか、ご自慢のハサミで余計なものをばっさり切り落とすような態度が目立ちました。

達観しつつ挑戦的に切り込むこの表情、たまらんですわ〜!

こんなふうに活き活きと動く蒼ちゃんが見られなくなるのは寂しすぎる。

ひとつにならず、7人ばらばらに動き回っているからこそ、いろいろな形で魅力が花咲くんだと思いますけどね。で、いろいろな人の欲望を叶えられる(笑)

真紅の気高さも、金糸雀の愛しさも・・・ってあれ?




それにしても、銀様ってどんな相手に対しても鼻で笑うような態度をとるけど、意外と話は聞いてくれるし、とりあえず理解してくれるタイプだよね。
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