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谷山浩子「鏡」について
2012年05月30日 (水) | 編集 |
アルバム『銀の記憶』収録の「鏡」について。
谷山浩子の曲はそれ以前からいくつか聴いていましたが、全編通して聴いたのはこのアルバムが初めてだったのね。

後でわかったんだけど、このアルバムは浩子さんの中では比較的ファンタジー要素が少なく、どっぷり恋愛に浸かった一枚なんですよ。
で、浩子さんの曲って、リアルな恋愛を歌ったもののほうが、怖くて重いのです(と私は思う)

「おはようございますの帽子屋さん」「まっくら森の歌」あたりの雰囲気を予想していた私に、このアルバムは衝撃的でした。息が詰まるような感情の嵐…いや嵐じゃないな、鬱積?みたいな。
よくわからないけど鬱々としたものを感じて、これは一人で電車乗ってる時とかには聴きたくないなと思ったりしました。

それでもメロディが素敵な「ガラスのラビリンス」や、真っすぐなせつなさを歌った「月見て跳ねる」なんかはとっつきやすかったんだけど、どうしても一曲…「鏡」だけは…ううう、濃厚すぎる><という感じで。

それから他のアルバム、『歪んだ王国』や『翼』でお気に入りの曲がたくさんできて、初期の恨み節な歌も聴くようになって…今も時々聴いていますが。

…で。最近。
久しぶりにこの「鏡」のことを思い出して、どんな曲調だったかなあと思って、試しに聴いてみました。

なんだヤンデレか

これは、暗いとか怖い以前に、ものすごく孤独で悲しい歌なんだなと思いました。
自分では純愛だと思っているものが、相手を殺しかねないほど激しくて、だから恐れられ、理解されない、悲しい歌なんだなと。
「森へおいで」や「SAKANA-GIRL」の少年と通じるものがあるかも。
(ちなみにその2曲はめっちゃ好きでした/笑)

最後の「愛してると愛してると…」のリフレインは、激しすぎる自分の愛をどこかで俯瞰しているような、ある種の穏やかさを感じました。そうするしかない悲しさが、ここでまた押し寄せます。

鬱曲ではあるけど、ひたむきであることの美しさ、孤独さを感じられたことが今回の収穫かな。
ニコニコのsm9786033のメドレー3曲目に入っているみたいなのでよかったら聴いてみてください。
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