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ヤングジャンプ版ローゼンメイデン TALE58 感想
2013年04月25日 (木) | 編集 |
今月号はローゼンアニメの情報がありました。
全員の線画と声の出演が発表されています。
絵柄は…やっぱり原作とは違いそう?
でも旧アニメに比べると水銀燈のデザインなどが原作に近くなっているように思います。
既出の6ドールと小ジュンは今まで通りの声優で、

大ジュン…逢坂良太さん
雪華綺晶…千葉千恵巳さん

だそうです。

千葉さん、おじゃ魔女どれみですよね??
調べたらけっこう癖のある人物のようで、人形愛好家で人間は嫌いだとか(笑)
声は思っていたより低めでしたが、いろんな色の声が出せそうな方なので、演技力に期待です。

追記で今月のローゼン感想です。


* * *

アリスゲームの始まりを回想する真紅。一人一人が箱庭を飛び出していったこと、外の世界の刺激を味わったこと、時代の変化を目にして思ったことの数々。
そして、水銀燈から教わった愛や憎しみの感情を思い返す。お父様への復習のためにアリスゲームを誓ったという水銀燈が、めぐというマスターに出会い、変わっていったことを真紅は改めて知るのだった。

* * *


思ったより静かな幕開けだったのですね。アリスゲーム。
いきなり剣を交わすようなことはなく、それぞれがばらばらに旅立ち、鞄の中で眠り、目覚め、外の世界やマスターを知るというところから始まります。

気になるのは、お父様からの直接の説明がなく、ラプラスの魔がざっくり話して終わっているところですね。
彼とお父様の関係もはっきりしたことは示されていないので、こんな状況でなければ人形たちも従わなかったかもしれません。
そうすると、この長い退屈な平穏は、意図的に与えられたものだった可能性があります。
やはりお父様自身の意志で、最初からアリスゲームは予定されていたのでしょうか。

戦うという言葉の意味も、具体的には説明されていなかったようです。
水銀燈は文字通りの意味に受け取り、他の姉妹たちもなんとなくその空気に流されていますが、そう頻繁に殺し合っていたわけではないところを見ると、知らず知らずのうちに別の意味を見いだしつつあったのではと思います。

真紅と水銀燈は、この回想によると、思ったよりきちんと向き合いながら時を過ごしてきたようです。
バーズ版初期の描き方だと、もっと食わず嫌いが激しい印象でしたが、今回の再会シーンなどを見ると、相容れない意見を持ちながらもお互いの話はしっかり聞き入れていますね。
この二人は最初から、最も尊敬する姉妹同士だったのでしょう。それゆえの苦手意識、やりきれなさがお互いにあって、多分描かれていない時期にもやり取りがあり、それを重ねるうちにもう顔も見たくない状態になったのかもしれません。

水銀燈の逆十字は、ローゼンメイデンを作るというお父様の行為そのものが集約された印だったのですね。
それも、生命を作る禁忌、反逆を表す、負の象徴です。
一人でそれを背負わされ、しかも理想に届かないといって見捨てられたことに、水銀燈は激しい怒りを覚えているわけです。

「そんな失敗作が至高の少女になってしまったら?」という復讐心で水銀燈はアリスゲームを始めたといいますが、それこそがお父様の望んでいた「反逆」なんじゃないかと思います。
挑戦心、タブーを犯す心がローゼンメイデンの象徴ならば、先陣を切ってそれを行うのはいつも長女である水銀燈ですよね。

受け入れがたい運命に、いつも屈せずに生き続ける、そういう人形…そういう少女をお父様は見たかったのではないでしょうか。
生かされているのではなく、受け入れたり抗ったりしながら自分で生きている少女。
水銀燈の背中を見て、真紅もまた別の「抗う心」を手に入れていました。

今回は二人の心情とアリスゲームの在り方がかなり掘り下げられましたが、お父様の消息やラプラス&きらきーの正体などはまだ謎に包まれたままです。
このあたりは回想から戻った今、明かされていくのかな。
抗うこと、挑戦することが鍵になるとすれば、ここからはジュンの仕事になるのかもしれません。
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