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PEACH-PIT「金魚坂上ル」3巻感想
2014年03月13日 (木) | 編集 |
「金魚坂上ル」3巻を読みました。
コミックス派なので間が空いてしまいましたが、前回の感想は→こちら

新キャラの若葉くんは、可もなく不可もなく、というところでしょうか。
蒼馬や紺さんよりも読者目線に近い存在なので好感度は高いですが、それゆえに肝心なところで活躍しづらい印象。
この話の鍵は、7年前の水難事故にあることがわかりました。にしきの記憶障害もそのためです。で、事故の詳細を知らない若葉は、できることが限られていてだな…。うーん。正直、日常シーンを引きのばすために出したキャラに見える。こういう男の子はわりと好きなので、頑張って動いてほしいです。

その水難事故でにしきは記憶を失い、おそらく家族も失ったと思われます。初回から、町の風景に魚や泡が重なって見える演出が繰り返されていましたが、この伏線だったんですね。幼い頃の金魚すくいを何度も思い出したり、「すくい屋」と称して町の人たちの助けになろうとしたりするのも、海に沈んだ自分の心を「すくう」ためなのでしょう。

紺さんは事故当時からにしきを知っていて、「沈んだ人々が流されないように、忘れないでいる」と言っています。これは裏を返せば、「事故の記憶をずっと縛り付けている」という意味にもなるわけで…。
えっ怖い。何? 紺さんラスボス??(°□°;
にしきを事故当時のまま、10歳の少女のままで保存しておくようなことを言ってるし…ローゼンか?
事故があった海にまつわる神様なのかな?? 千と千尋じみてきたぞ…。

にしきの記憶障害は事故のショックだけでなく、紺さんが関わっていることは確かですが、若葉が言うように、蒼馬が過保護すぎるのも問題なのかもしれませんね。つらい記憶から遠ざけて、触れないようにするだけでは解決しない。幼い頃のにしきはけっこう勝ち気で活発な、普通の女の子だったみたいだし、やっぱり人として健全に生きるためには掘り起こす必要がありそうです。

好きだったのは、朱ちゃんと宙太くんのエピソード。赤く光る石の中に、自分の心の火を見ていた朱ちゃん…。この部分、絶対ローゼンとリンクしてるよね。本好きで哲学的なところも真紅を彷彿とさせます。
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